全身麻酔で甲状腺を摘出した後にやってきた、喉の圧迫感

こんにちは。
先日甲状腺乳頭がんのため全身麻酔下で甲状線を摘出したのですが、術後に感じた喉の圧迫感、締め付け感についてお伝えします。

最初の違和感

術後目覚めてすぐの時、唾を飲み込んだら喉も一緒に上に引っ張られ、少しグッと喉が詰まる感覚がありました。
この時は、仰向けだから唾を飲みこみづらいのかな?というように感じるほど、些細な感覚でした。

やっぱりおかしい!

術後1日目(手術翌日)の朝食時に、ご飯が飲み込みづらいことが分かりました。
下を向いて「せーの!んっ!ゴクン!!」とやらないと飲み込めないのです。

この時、喉を上から触ると筋肉痛のような痛みもありました。

地獄の1日

術後1日目は、この圧迫感に苦しめられました。嘔吐恐怖症持ちなので、気が狂いそうでした。。

何もしていなくても、常に両手で首を絞められているような感覚が続き
うまく飲み込めないこと、それゆえ空気もいっぱい飲み込んでしまうこと、
それなのにゲップが喉に詰まってうまく出せないことで1人で溺れそうになっていました。

先生に確認したところ、みなさんよく感じる症状だそうで、術後3〜4日目がピーク、3か月くらい続く人もいる
とのありがたいお話をしてくださり、さらに絶望&閉塞感。

入院中は何よりご飯を楽しみにしていたのですが、
どれだけ噛み砕いても喉が狭くて食べ物が通っていかない感じで(実際は飲み込めるのですが)、食事に恐怖を感じていたほどです。

首のストレッチや散歩を積極的に行い、気を紛らわすために本を読んだり動画を見たりして過ごし、
眠るときは少しベッドを起こして少しでもゲップが出やすいようにしました。

この日はとにかく一日中苦しく、ちょっとパニックになって何度も唾を飲み込んでしまいました。

また、手術後は痰がめっさ出るのですが、かなり粘着質でタチの悪い痰のため、うっかり出そうとすると
喉の途中で引っかかり余計溺れます。
溺れたくない方は無理やり痰を出そうとしないことをお勧めします。
(端を出そうと軽く咳払いすることは、傷口に影響ないようです。)

翌日…ほとんど治っている!!

朝起きて症状が劇的に改善していることに気づき、世界が輝いて見えました😭

昼頃からはご飯も「んっ!」と気合を入れなくても普通に飲み込むことができるようになり、感激😭

この日麻酔科の先生が来たので聞いてみたところ
人工呼吸器を気管内に挿入することで気管(とても繊細)が傷つき、
甲状腺の手術のため、さらにその上から色々がちゃがちゃ動かすことが原因で起こるものだそうです。

しばらくは、風邪をひいて喉を痛めた時のような違和感は続くとのこと。

痛かったら痛み止めを飲んでもいいよとも言われました。
「痛み」というより「感覚が過敏になっている」状態だと思っていた為、痛み止めは意味がないと思っていたので
早く飲めば良かったワ…と心底思いました。トホ。

直後はきついけどきっと良くなります!

術後1日目は初めての感覚に気が狂いそうになり、またこれが3か月続くかもという先の見えない恐怖に絶望し
気持ちが塞ぎ込んでしまいましたが、大丈夫です!終わりはきます!

わたしの場合、首のストレッチを頑張ったことと、寝る時以外は座って過ごしていたのが良かったかな?と思います。
(寝た状態だと余計ゲップがうまく出せず、気になりまた唾を飲んでしまうという悪循環に陥るため)

少しでも違和感を感じた場合は、すぐ先生に伝え対処法がないか確認することをお勧めします!!

しゃちょう

甲状腺がんについてのことや、毎日を楽しく生きるにあたって体験したものや良かったものを発信していこうと思います♡